2022年9月22日木曜コンサート     「 渾身のピアノトリオと時を巡る名曲」

 

9月22日の木曜コンサートは初秋の宴として室内楽で深い感動をお届けします。〈渾身のピアノトリオと時を巡る名曲〉のタイトルにふさわしい珠玉のプログラム。様々なフィールドでご活躍の坂野伊都子さん(ピアノ)、マルモ・ササキさん(チェロ)、加藤えりなさん(ヴァイオリン)の躍動感溢れる競演をお楽しみください。今回はヴァイオリンの加藤えりなさんに、コンサートに向けてインタビューをさせていただきました。当日の演奏をより楽しんでいただける道標にしていただければ幸いでございます。

(文中一部敬称略)

今回共演いただくお二人様とはそれぞれ共演の機会が多いと伺っております。
坂野さん、マルモさんとのトリオとしてははじめてのコンサートでしょうか?
今回の共演に至った経緯を教えてください。

加藤えりなさん:坂野さんとはリサイタル等で、マルモさんとは室内楽で共演させて頂いていますが、この三人での共演は今回が初めてとなります。 ホールのサイズから編成が決まり、以前から「気が合いそうだな」と思っていたお二方にお願いしました。 お二方は初共演とのことですが、きっと熱い演奏会になる!と楽しみにしています。

演奏を予定されている楽曲はどれも聴き応えのある名曲揃いで楽しみです。
前半の楽曲のラインナップもとても興味深いです。
公演の構成、選曲の意図など教えていだけますでしょうか。

加藤:現在の世界情勢からでしょうか…学生以来演奏していなかったショスタコーヴィッチのトリオを急に弾きたくなりまして、共演のお二方には「ショスタコーヴィッチの2番を弾きたいんだけど〜」とお声掛けさせて頂きました。 前半は各々が「今弾きたい曲」を候補として挙げて、その中からバランスを考えて組みました。 プログラム全体としてのテーマを決めなかった為統一性は無いのですが、逆にバラエティに富んでいてお客様は飽きずに楽しめるかな、と考えています。 (敢えて言うならば、「三人の今」が今回のプログラムのテーマとなっています。)

特に「ショスタコーヴィッチ ピアノ三重奏曲 第2番」の演奏には強い思い入れがあるとお聞きしました。
楽曲の説明とヴァイオリン奏者の視点からもお話しいただければ有難いです。

加藤:パリ音楽院に入りたての頃に初めて組んだ室内楽のグループがピアノトリオで最初にこの曲を勉強しました。あの頃は、ショスタコーヴィッチの曲をあまり知らなかったのですが、その後複数のロシア人音楽家のレッスンを受ける機会があり、皆さん口を揃えてスターリン政権下の恐ろしい時代背景についてのお話して下さいました。弦楽四重奏や交響曲にも触れた今、あの頃とは全く違った視点でこの曲を演奏できるような気が致します。

紀尾井町サロンホールのけっして大きくない空間で、皆様の躍動感溢れる濃密なアンサンブルを体感できることを楽しみにしています。
最後に、お越しいただく方へのメッセージをお願いします。

加藤:もしかしたらサロンのキャパシティからはみ出るほどの熱量の高い演奏会になるかも、と楽しみな心配もしています。 大ホールでは分かりにくい楽器の振動や息遣いなど生演奏ならではの臨場感が直に伝わる会場だと思いますので、皆さま是非楽しみにお越しください!

2022年9月22日木曜コンサート「 渾身のピアノトリオと時を巡る名曲」    開場1830 開演19:00
ピアノ 坂野伊都子 チェロ マルモ・ササキ ヴァイオリン 加藤えりな

チケット料金 4,000円  限定70名
チケット再受付開始 2022年6月30日 9:00

コンサートのご予約はこちらから https://kioichosalonhall.com/shop/products/detail/29

本公演はチケットレスとなっております。当日受付にてご購入がわかるメールのプリント、メール受信画面をご提示ください。万が一、確認がとれるものをお忘れの際は、お名前がわかる身分証明書等を当方のリストと照らし合わせをさせていただきます。身分証明書のご提示がない場合はご入館できない場合もございますので、お気を付けくださいませ。

■演奏予定曲
シューマン ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
ピアソラ ル グラン タンゴ
ショパン 英雄ポロネーズ
ショスタコーヴィッチ ピアノ三重奏曲 第2番

坂野伊都子(ピアノ)
第69回日本音楽コンクール2位受賞を皮切りにソロ、室内楽において様々なアーティストと共演を重ね、国内外の音楽祭、オーケストラとの共演、録音等様々な室内楽プロジェクトに積極的に参加。第6回宮崎国際音楽祭にてピアノトリオでアイザックスターン氏のレッスンを受講。第7回トリエステ国際室内楽コンクール(イタリア)最高位受賞等、数々の国内外のコンクールにて入賞。国立音楽大学ピアノ科を首席で卒業、武岡賞受賞。NTTドコモ奨学生に選ばれる。桃華楽堂新人演奏会にて御前演奏を行う。桐朋学園大学ソリストディプロマコースにて研鑽を積む。精力的な演奏活動の傍ら母校の国立音楽大学附属高等学校にて後進の指導にもあたる。

マルモ・ササキ(チェロ)
パドヴァ国立音楽院チェロ科首席卒業。ローザンヌ音楽院ヴィルトゥオーゾクラスを一等賞及び名誉賞を得て卒業。その後、ベルリン国立芸術大学大学院ソリストクラス修了。これまでに、W.ベットヒャー、D.ゲリンガスなどに師事。国際チェロ・コンクール (ジェノヴァ、ベルリン、他)、多数優勝。ローザンヌ室内管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団等のソリストとして協演。ベルリン国立歌劇場管弦楽団に初のアジア人・永久正団員として、フォアシュピーラーも務める。ソロCD「チェロペラ~歌劇場の思い出」をリリースし好評を得る。「東京・春・音楽祭」(デゥオ リサイタル,他)、コバケンとその仲間たちオーケストラ(客演首席奏者)など、ソロ及び室内楽奏者として世界各地で活動を行っている。www.marumosasaki.de

加藤えりな(ヴァイオリン)
第42回全日本学生コンクール福岡大会第1位。中学生時ウィーン市立音楽院で学ぶ。東京芸術大学附属音楽高校卒業。同大学入学後パリへ留学。パリ国立高等音楽院、及びイヴリー・ギトリス氏のもとで学ぶ。ヴァイオリン、室内楽ともにプルミエ・プリを得て同音楽院を卒業。ヴィエニアフスキ(ジュニア)、シュポア、リピツァ等の国際コンクールで入賞及び特別賞受賞。ロンティボー国際コンクールセミファイナリスト。ノルマンディー室内楽コンクール第1位受賞後、フランス国内で多数の演奏会に出演。南西ドイツフィルハーモニー、東京都交響楽団などと共演。熱狂の日音楽祭(仏、日本)、ラジオフランス(仏)、NHK-FMリサイタル、軽井沢八月祭、東京・春・音楽祭などに出演。現在、ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動中。東京芸術大学講師。芸大フィルハーモニア管弦楽団、横浜シンフォニエッタのメンバー。

制作協力 : MINFAPLAN https://www.minfaplan.com