紀尾井町サロンホール主催「音楽大学生による木曜コンサート – Blooming」にご出演いただく音楽大学生をご紹介する、Blooming Artist インタビューシリーズ。第4弾は10月7日弦楽器奏者による公演にご出演いただく、ヴィオラの宮川清一郎さん(東京藝術大学音楽学部器楽科4年)にご登場いただきました。

ご自身と音楽との出会い、音楽を志すに至るお話しをお聞かせ頂けますか??

僕は生まれた時から音楽というものはとても身近にあるものでした。それは両親が大の音楽好き(音楽家ではない)で常に音楽を生活の一部として聴いている生活を送っていたからです。それで自然に音楽が好きになり3歳の頃には自分の意思で「ヴァイオリンをやりたい」と言ったのを覚えています。

私は3歳〜18歳までヴァイオリン、それ以降はヴィオラ奏者として生きています。ヴィオラに転科したきっかけは7歳から習っていたヴァイオリンの先生が地元のオーケストラのヴィオラ奏者だったことでした。レッスンを通してヴィオラという楽器を知り、その魅力に惹かれていました。いつかはヴィオラ奏者になりたいとその時から思っていたのを今でも覚えています。

音楽大学に入学されてから、思い出深いエピソードなど心に残る出来事などおありでしたか?

思い出深いといえば藝祭ですかね。藝大には一年に一回美術、音楽合同で学園祭を開くのですが、音楽学部では一日に複数の演奏会が開かれるのですが、忙しい人などは1日に4公演に参加しているなど命をすり減らしながらやっていました。笑

去年、そして今年はオンラインでの開催となってしまいましたが是非今の一二年生にはあの熱い思いを体験して欲しいですね。

昨年からのコロナ禍で皆様の学生生活も一変されたかと思います。その中での音楽との向き合い方などご自身に変化はございましたか?

「音楽で生きていくこと」についてとても考えるいいきっかけになりました。あまり多くは書きませんが芸術としての音楽と社会に必要な音楽は違うのではないかと思っています。

音楽だけではなく、プライベートも含めて、これからチャレンジしてみたいことはございますか?

実際今もやっているのですが、演奏会の企画、運営などは本格的にさらにやっていきたいです。また趣味である動画編集や画像編集を音楽と絡めて仕事にしていきたいとも思っています。(チラシ製作やPV製作など)

最後にコンサートを心待ちにされていらっしゃるお客様に、当日のプログラムの聴きどころなど、メッセージをお願い致します。

このコンサートはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのそれぞれのソロ、そして室内楽がお聴きになれます。それぞれの良さ、特徴の違いなどよくわかると思います。是非お楽しみに。当日お会いできるのを心から楽しみに待っております!

プロフィール

宮川清一郎 Viola
群馬県出身。3歳からViolin、18 歳からViolaを始める。高崎経済大学附属高等学校を卒業。現在、東京藝術大学音楽学部器楽科4年に在籍。劇伴、TV、レコーディングなど、多彩な演奏活動を行なっている。ヴィオラを市坪俊彦、大島亮、井桁正樹、加藤大輔の各氏に師事。今井信子、佐々木亮、Leo de Nave、Walter Kussner、川崎雅夫各氏のレッスンを受講。

コンサート情報

アーク紀尾井町サロンホール主催
音楽大学生による木曜コンサート
Blooming OP. 1 – STRINGS

Violin 前田妃奈
Violin 伊東香音
Violin 松下眞子
Viola 宮川清一郎
Cello 湯原麻衣

Piano 大越崇史
Piano 新井瑛久
Piano 宍戸絢香

2021年10月7日 木曜日
Matinee 開場13:00 開演13:30
Soiree 開場18:00 開演18:30

チケット 各回¥2,500(税込・自由席)

チケットのご予約は紀尾井町サロンホールオンライン予約をご利用ください。

■Program

Matinee
L.v.ベートーヴェン 弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 作品9の1
S.S.プロコフィエフ 2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 作品56
D.ショスタコーヴィチ 5つの小品

Soiree
L.v.ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第5番 作品24 “春” 第1楽章
R.シューマン おとぎの絵本 作品113 / Z.コダーイ 無伴奏チェロソナタ 作品8より 第1楽章
バルトーク.B バイオリンと管弦楽のための狂詩曲 第1番 作品1
S.S.プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ 第2番 作品94 bis ニ長調

  *チラシは画像をクリックすると拡大いたします

木曜コンサート – Blooming シリーズ

紀尾井町サロンホールではコロナ禍で大きな影響を受けている音楽シーンの状況に、少しでも未来に続く光を見いだせるような取り組みを模索しております。その中で、対面での実技レッスンが出来なくなったり、演奏をする機会も激減し思い描いていたような学生生活が送れずにいる音楽大学生の苦悩のお話をお聞きし、サロンホールとして学生の皆様に寄り添い、お客様の前で演奏をして頂く機会を作ることが、ささやかな一助となるのではと考えました。未来ある若き音楽家が花開く様を想いBlooming(ブルーミング)というタイトルを冠して、音楽に真摯に向き合う音楽大学生による、今だからこそ出来る演奏を多くのお客様にお聴き頂くことが出来ればと願っております。

第1弾 ストリングス 2021年10月7日
第2弾 サキソフォーン 2021年11月11日
第3弾 ピアノ 2022年2月17日
第4弾 声楽 2022年2月24日

Blooming特設ページ

主催 アーク証券株式会社 ・ 紀尾井町サロンホール運営事務局(株式会社ミリウテラス)